1200キロ歩いて帰ってきたクッキー(ネコ)のおはなし。

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     お元気ですか。私はとうとうその後風邪がうつって鼻、喉、耳、微熱感と筋肉と関節の痛みがしつこく続き。参りました。いまのウイルスは三週間くらい続くといわれ、寒くて雨がちなので広範囲でみんなこの流感にかかっているようす。その間に夫を訪ねてこちらへ滞在した人がいらして(その方も感染)ゲホゲホしてあまり何も出来ないのに気ぜわしくしているうちに、今日お見送りしたらあっというまに信じられない日付になっており愕然。それにしても、これは単なる風邪?と疑う感じはちょっとあり。目がショボショボ、空気がケミカルかなにかで汚染されている時のよう。なにかしら。。。


     あちこちの古い原発がガタを起こしているようですが。。ウクライナの原発小事故の件はどうなったのか、シーンとしてしまったけれど。
    (http://netc.com これを見る限りは数値にはでていない。どこまでの目安になるかはよくわからないデータマップです。数値が無い所は単に計器を置いていない感じです。ウクライナやチェルノブイリ周辺の数値がないのはおかしい)


     東北の仮設住宅の人は四年目の冬を迎えるという事実、おかしい。あってはならない。はっきりした計画と期日はあるのか?アフリカからイタリアへ毎月毎月延々と何万人と入る難民だって一時仮設を与えられている。

    日本では秘密保護法が施行されました。当然、法律は国境を越えないので、国外には法は及びません。私はこれからは逆に、国外なのだからもっと口を開くべきかな、という感のする出来事でした。ただこのブログのアクセスを見る限り、心の癒し系のアクセスは多いのですが。そのこともふまえ、直感的に、あるいは筆の向くままに。。続けていきたいとおもいます。



    今日は、1200km を歩いて帰ってきたネコのクッキーのお話。。。(フランス)


     ノルマンディーはカルバドス(県)ドービルの内陸側となりに、ボーモン•アン•オージュ という小さな可愛い街があります。直ぐ近いので何度か私もいったことがあり、友人もいます。
    この街で、6ヶ月の時に、息子さんの為にと引き取られて家族となったネコのお話、その名もクッキー。

     
    クッキーは、飼い主の仕事の都合で、2013年の1月のある日に、フランスは地中海側の、ニースのほう、グラースという街へ三ヶ月ほど連れて行かれました。


    クッキーは一旦、数日姿を消しましたが、戻ってきました。そして三月七日から二度目の失踪。完全に姿を消してしまいました。飼い主はあちこち探し、ニースの新聞(ニースマタン)まで迷い猫の広告を載せました。ネコには、これが引っ越したのではなくて「三ヶ月」だけだということはなかなかわかりにくいはず。もう二ヶ月も滞在すれば、ずっとここにいるんだとおもったに違いありません。
    ちょっと遠方へ探索にでたのでしょう。安心して。
     
    飼い主にはとうとう最後の日が来てしまい、あきらめてこのノルマンディーのカルバドス、英仏海峡側の北西の地域へ帰って来てしまった。
     
    月日が流れ。。。
    クッキーはもうどこかへ行ってしまって、永遠に行方不明のままだと信じこまれていました。
    いなくなったのは、遠い遠い土地での事。フランスを対角線に横断する、最大の遠さです。

     
    ところが。。。。

    一年半後。

    2014年の10月。

     
    (飼い主)「オーベックの(ここからすこしだけ離れた内陸の街)獣医さんが電話をしてきたとき、私は映画館にいました。薄汚く、やせ細った体のクッキーが玄関に来ていたというのです。それは10月14日のことでした。」
     
    なんと、フランスを横断して、一年半をかけて歩いて、地域に帰ってきたのでした。それも最も遠い、地中海岸の南東と、英仏海峡側の北西を対角線に横切って。

    (赤いマークがグラース。ここはルアーブルのすぐ南)


    その距離、1400km....








     
    なぜ獣医さんは、クッキーだとわかったのでしょうか、、?
     
    この獣医さんが偶然にクッキーのかかりつけだったとは書いておらず。
    クッキーは、マイクロチップを皮下にインプラントしていたとニュース記事には書いてあります。
    マイクロチップには、生年月日や、名前、いままでの予防接種など、治療履歴。飼い主の連絡先などが書いてあります。
    フランスでは、国境を越える時にはネコにチップをインプラントすることが、必須になっているとのこと。他にも、なにか地域によっては(伝染病がある地域とか)必須のこともあるようす。細い米粒のようなもので、多くの場合は麻酔をせずにもインプラントできるとか。
    (でも、名札がついていたら、もっと早く見つかったのでは、、とれてしまったのかしら、、、)
     
    マイクロチップは、獣医さんのところに来なければ、わかってもらえないことでした。
    そして、クッキーはちゃんと、獣医さんの門の前に来たのでした。
    しかも、ちゃんと、カルバドス県に入ってから、最初の街で、獣医さんの門のところへ来たのです。
    オーベックというのはまさに、カルバドス県に入った境界です。上の地図のスケールで言うと、同じ点の上ですから、正確に帰っていたのです。いかにして?どうして方角がわかったのか?小さなネコにこんなに歩けたのか。
    しかも一年半。その意思、その記憶力、その明晰さ。


    Orbec から飼い主の家の街 Beaumont-en Auge までは、だいたい、車で30分くらい。
     
    赤い区域がカルバドスです。オーベックに入った国道をまっすぐにいけば、たしかに、ボーモンアンオージュ最短距離なのです。たしかに、正確な道の上を歩いている。 (軽い気持ちで調べた私ですが、よけいにこのミステリーに気づくことに)

    ネコには、まさか、標識が読める、、、
    GPS機能、、テレパシー。周辺のネコに聞く。。。

    カルバドスという標識も読める、、、 (?)
    林檎のマークが標識についていた、、、(?)
     
    ここが獣医の門だ、ということもどうしてわかったのでしょうか?
    偶然?
    ベテリナール(獣医)というフランス語がよめる、、、(?) 
    動物のマークなどでしょうか、、、(?) 
    匂いでしょうか。
    自分がマイクロチップを埋めていることがわかっているのでしょうか?

     
    それとも、ここまで一年半歩いて、もうあと10日、目と鼻の先でも、もうくたびれ果てて、助けが必要で獣医のところへ、、、?












     
    獣医のところでない家の門にくれば、誰かに首輪をつけられて、飼い猫になってしまったかもしれません。
    うかうかしていると、汚い野良猫だといじめられたり、どこかへつれていかれて処分されたかもわかりません。

    フランスではあまり、殺処分をする話は聞いていませんが。(大抵どこの街にもエコール•ド•シャ(直訳、ネコの学校)という役目を果たす家があり、つまりは、ねこばあさんのように(大抵独身のおばさんやおばあさん)のらネコちゃんや捨てネコを預かってちゃんと手入れをし、沢山飼っているネコ屋敷のようになっているそう。


    きっと、最後の最後でつかれはて、ああカルバドスだ、帰ってきた、ここまでくれば安心だ、なんとか飼い主を見つけてもらえるのではと、獣医の門の前で力尽きたのでしょうか、、、。クッキー。

    とにかくもノルマンディーの、カルバドスの大地と空気の匂いがするところまで帰ってきた、一年半トボトボ歩いて。。
    やせ細ってぼろぼろの変わり果てた姿になっても、歩き続けて、たどり着いた。

    クッキー。やりぬいた! 賢かった。(。。。ジーン。。。)

     
    飼い主の元に返ってきたクッキーは、それからもう決してみんなのそばを離れることがなく、
    いつもいつも一緒にいるのだそう。

    というお話でした。

    (おしまい)


     
    ウエストフランスの記事についていた写真。これがクッキーだという正確な表記は、なしでした。
    記事は12月12日。文章は二つの新聞記事を参考。





    ドービルにて


     


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