スコットランドとノルマンディー。ノルマン(北の人)と北大西洋の海洋発電。

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    Scotland は独立しなかった。
     

     日本語ではスコットランド『地方』といったかどうか。フランス語ではスコットランドをただ『エコス Ecosse』という。グランブルターニュ(英国)とエコス(スコットランド)は違う国の名前である感覚がある。それで昨日のスコットランドの投票の結果のニュースに、あら?と意外な感覚が一瞬よぎったものです。国という感覚がもう私のなかに、いつからかあまり無くなって来て。種族。血統。個々。ルーツ。

     昔、ノルマン公国がノルマンコンクエストで英国へ上陸したときも、スコットランドは含まれていなかった。スコットランドやウェールズ、アイルランドはばらばらであり、その後のさらなる遠征の地。。

    写真)八月の終わりのこの街で、スコットランド風儀式がありました。


     

    Ecosse (Scotland)
     イギリスとスコットランドの関係は、フランスで言うところの、ブルターニュや、ノルマンディーなどに近いのでしょう。それぞれはフランス国内に現在のところはあっても、独立していた時期も長く、血統も違う。ノルマン人はゲルマン系で、ラテン気質とは全く違う。さまざまな意味でラテンやスラブ系、アラブ系のまざるフランスとは一線を引く民族性がある。暮らしていると精神性も物腰もぜんぜん違うと実感するものです。
    それでも、ここはフランスだし、フランス国内で、フランス人として皆生きている。
    スコットランドも、そんなものでしょう。現況の国境などは、長い歴史から見れば、一夜のかりそめの線にすぎません。

     

    市庁舎前
    スコティッシュのタータンチェックのスカート(ノルマンディー)

    複数のバグパイプの荘厳な響き、Amazing graceなどケルティックな調べが石の街に響き、カモメが鳴いてすがすがしい秋の空。。
     

    おもわず近づいてエンブレム(旗といおうか)の重厚さ、布の厚みや赤や青の色の深みと発色へのこだわり、配色の美しさに感嘆。金のブロデリー(刺繍)の美しさにも立ち止まって眺めいってしまいました。

    肩からベルトをかけて、柄の先を受けて体で支えてもっているほど。見るからに重そう。



     





    男子のスカートはけっこう好き。
    親近感や好感が持てる

    ブーツの折り返し。ハイソックスの模様。
    ブーツとベルトのコーディネイト。

    お行儀良くて、かわいい感じです。

     
    スコットランド人(の) Ecossais(e) 
    スコットランド語 écossais 
    タータンチェックのスカート jupe écossaise
    スコッチウイスキー whiskey écossais


    Normands & Ecossais ノルマン人とスコットランド人
    ノルマンディーのこの街と、スコットランドと、一体どんな御縁があるのかと調べていて、、


    『海洋エネルギーで手を組み共同開発している』という事を知りました。

    フランスではない、ノルマンディーの、しかも下半分ノルマンディー管轄とスコットランドの、地元な話。

    発電用の風車は地上にも多少はあるけれど、海上にエオリアン(風力発電風車)を設置し発電する。

    エオリアンは50キロメートル四方で、何カ所かに作っているらしく。シェルブールの岬の沖合(写真)と、モンサンミシェル辺りのサン・ナザール(聖ナザレ、古くから美しい造船で有名な街)の沖合と、、数カ所。
    早ければ供給開始は四年後からとある。現実的な話で嬉しい。

    来年2015年、実験稼働はもう行なわれるらしい(嗚呼、その供給地域に入りたい。ミディアム体質なので、エネルギーの元によっては疲労感や軽さが違う)

    一万から一万九千ギガワットといわれても、良くわからないけれど、下ノルマンディーとスコットランドくらいは裕に補えるのかナ。。。
    よい兆し




    この近未来的な平和な景色。。。涙

    L'océan Atlantique  大西洋

     こういう話は、2011年以降、アトランティックオーシャンには計画や実験開始が多い。特に検索しなくても、過去にニュースを読んだことがある(自分の土地と関係しているとは思わなかったけれど)。海上のエオリアンや、カナダでも海中の水力発電(ハイドロリアン。海流や波を利用して発電)の大規模計画(1000基設置予定)の記事もある。EUも海洋発電のチームを持っているよう。

    Bretagne
     ブルターニュのブレストでも、ハイドロリアンの実験があったらしい(失敗しているけれど)。きっとフランス側にもカナダのような海中水力発電の計画があるのでしょう。器材をつくっているのはアイルランドのダブリンの工場、失敗を繰り返し乍ら実験をしているようす。ブレストは一度寄った事があります。ケルト色の濃い、いい雰囲気の港町。いずれも、スカンジナヴィア人の(ヴァイキング)人口の率の高い地域ばかりであることが、個人的には非常に興味深いです。


     Ecosse et Viking

     英国スコットランドへは、ノルウェーからきた船が北海岸から入りコロニーをつくっているので、スコットランドにはその子孫がいることになります。さらに、ノルマンディーへきてノルマン公国を建立したノルマンによる、ノルマンコンンクエスト(文末のタペストリー参照)で英国にノルマン朝を築いた後、スコットランドへ侵出遠征しを繰り返したことからスコットランドへ住み着いたノルマンが混ざるようです。ノルウェイやデンマークから、北海からノルマンディーから、双方の北の民が複雑に混ざっている。

    先日デーンであると言い切ったノルマンディーのノルマンについては、地元図書館で借りた書籍をちょっと読んでみると、専門家によって議論の熱いところだそう。やれノルウェーだ、やれスウェーデンだと。

    スコットランドにも同じノロワ、古ノルド語が存在していた形跡がある。ここの土地の街の名も、スカンディナヴィアの言葉、古いノルド語が元になっている地名だらけです。

    スコットランドとノルマンディーが手を組むということはそれで、とても自然なことで、それはバイキングの祖国スカンジナヴィア半島へさかのぼる、北の民(=ノルマン)海の民、船の民が手を取りあったものなのでした。

    スコットランド自治、アイルランド自治、となることが、今後、船の民、海の民の知識と精神を結集させ、北大西洋がエコロジカルなエネルギー発電の基地となってくれることを許してくれるのでしょう。

    Gulf Stream  - North Atlantic Drift -
    ここのガルフストリームという名の暖流は、バミューダ (Bermuda) のあたりから流れて来る海流。その恩恵で冬に温暖で緑豊かで肥沃であり、海の幸山の幸豊かに生きている。これからは発電も支えてくれるのか。海の民が日々感謝する女神のような存在の海流。彼女(海流)が死んだらこの緯度は凍り付くといわれている。なんとしても守りたい海流。。。 地球温暖化で流れは徐々に弱まってゆくと専門家にいわれています。弱まって行く分だけ、北米や北欧から凍結し、凍結のラインが南下してゆきます。過去に中世の10世紀から15世紀(頃)の間に寒冷の時期があり、ヨーロッパは雪に埋もれ作物が実らず飢餓に苦しみ、不景気や伝染病がありました。スカンジナヴィアの人々がノルマンディーに来たのも10世紀 ( 911)です。


     

     Amérique du Nord  北米のノルマン

    北米の大西洋岸も、スカンジナヴィア末裔。カナダやアイスランドやアイルランドのダブリンは、ノルウェーから出ている船。これらの船は、カナダへ行った方と、スコットランドやダブリンへおりてコロニゼーションし、その後そのまま南下し、ロワール河口のナントで、オンフルールノルマンディー、ブルターニュなど英仏海峡を下って来た船の一団と合流して、リスボンカディからジブラルタルを抜け地中海入りし、シシリアローヌ川河口へいっています。
    ナントでもブレストと同じハイドロリアンの実験がなされています。ナントの紋章をみれば、そこがブルターニュから来た北の民の船の国であることがわかります。それはブレストも一緒、ブルターニュの旗の文様。これが16世紀のブルターニュの旗です。

    Nouvelle-Ecosse ノヴァスコシアとお隣りのプリンスエドワード島
    フランスから北米カナダへいったアカディア人、その船はノルマンディーのセーヌ河口の港町オンフルール(とローヌ側の河口ヴァンデー)から出たとは友人から聴いていましたが。先日プリンスエドワードアイランドの紋章ノルマンディーの紋章の二匹のレオパルドのうちの一匹が入っているのを見つけ、明らかにここからの民であるサイン。

    また、その横のカナダのノヴァスコシアNova Scotia の旗は、スコットランドの国旗が入って。ノヴァスコシアとは、ラテン語で『新たなるスコットランドの国』という意味だという。フランス語ではそのままヌーヴェル・エコス(新しいスコットランド)その紋章には、土着の人々と平和的に手をつなぎ、自然を愛し共に生きてゆくスカンディナヴィアなど北方の貴族の騎士の姿があります。あざみの花や草花。
     

    同時期にカナダとノルマンディーとブルターニュと、ダブリンとで、同じ海洋発電の開発を試みているのは、

    偶然ではなく、

    すべて同じ先祖。

    北の民。ルーツはスカンディナヴィア半島やデンマークの民。


    寒さを逃れ、農耕に適した場所、より平和な場所を求めて侵出開拓していった。
    こうしてみると、彼等があちこちの国や土地に散っていることが、なにか結果的には現代には大事なような気もします。
    まるで調度EUの範囲に散ったようなスカンディナヴィアンやデーン。
    ギリシャの王族とまざり、北からライン川をさかのぼり黒海へ抜けた船の一団と合流する。
    戦いに強くありながら、平和的な一面も見せる。自然と共存する性質がとても強い。
    興味深い。

    、、、、そしてやはり。思った通り。
    カナダのどこかと調べてみたら(ここまで書いたら調べねばなりません)
    L
    a baie de Fundy 
    ノヴァスコシアの湾でした。
    千基のハイドロリアンを海に沈め、3000メガワットを発電しようとしているのは国籍カナダ人とはいえ、血統はスコットランド人(さらにルーツは北欧ヴァイキング)子孫の土地です。その発電量はフランスで行っている海上の風力発電の6カ所の基地分に相当するそう。、、、それを行っているのも、ノルマンディー(北欧ヴァイキング)と協力している、スコットランドのスコットランド人(北欧ヴァイキング)。


    Bravo... 

    Viking (女性系)の意は Expedition 探検(隊)踏査(隊)遠征、派遣。

    Vikingr(男性系)worrior 戦士





     

    〜おまけ〜

         ノルマン・コンクエスト (バイユーのタペストリーより)


    初代英国王ウイリアム一世は、ノルマン公国のギョーム二世のことで、ノルマン人の征服(ノルマンコンクエスト)により英国王室の歴史が始まったことはさほど知られていない様に思う。英国王のウイリアム一世はその後に、スコットランドを征服しようと何度か試み国境はたびたび動いていた。スコットランドは英国との戦いに勝つ為に、フランスと同盟を結んでいた。
     

     バイユーのタペストリーは、ノルマンコンクエストの物語が刺繍絵になっている。ナウシカの冒頭の絵巻を彷彿とさせる刺繍絵巻である。

    過日、日本の絵巻物とともにバイユーで特別企画エキシビジョンがあったとき、高畑監督がいらしてスピーチをされたそう。私たちの友人が偶然主催側のスタッフにいた。高畑監督はフランス語が流暢でいらっしゃるそう。公式のスピーチにおいては通訳者をおかれたそうだけれど、彼はスタッフらとフランス語でコミュニケーションされていたという。


     



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