ノルマンディービーチ  マジシャン アリボンゴのお話  

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    猛暑だと言うブログを書いてから、涼しい日が多かったノルマンディーにも、やっと夏が来ました。あたたかい、寒くない日。暑い日。

    折しもコメディーマジシャンのオットーが一週間のバカンス中の最終日。毎年国際マジックフェスティバルを主催するマジシャンのヒューグとドロテーもルーアン郊外からかけつけ、恒例(といっても一年に一度か二度)、エリックとともにちょっとゴージャスな顔ぶれの集合の日曜日。
    このメンバーは、とても楽しくて、おばかで、それでいて繊細で、粋です。大笑いがあり、涙もあり、共感あり、深く気遣いあえる、そんなふうに。それでいて私以外全員がプロのエンターテイナーなので、ステージではないけれど、やっぱりとても贅沢な時間。
    たくさん笑いました。

    お昼に集合、パスティスで勢ぞろいをまって、シャンパンとブイヤベースでひさしぶりのランチ。イチゴのタルト(私はパス)を食べたら三時半、ちびっこが海へ行こうと限界。車でドービルのビーチへ行くか、歩いてトゥルビルのビーチかで意見がわかれ、結局、映画「バカンスのムシュー、ユロおじさん」のイメージのビーチ(もちろんジャック タチ)のトゥルヴィルビーチへ、レッツゴー。

    このあたりののビーチ、こんなかんじです。(上)
    カラフルで、ちょっといいムード。 60年代風のカラーのここのビーチはけっこう絵になるとおもいます。ビニルとかプラスチックがなく、帆布なんですね。パラソルも。
    ドービルも同じですが、ここの名物はよこにも帆布で覆ったパラソル。おうちみたいになります。そして、キャビン。

    基本スタイルは、短パンと紳士靴。帽子。まさにムッシュー ユロ スタイルです。
    ヒューグはまさに、ユロおじさんのような格好でやってきました。
    http://www.youtube.com/watch?v=KFB8gfqiwAI&feature=related

    この日は、伝説のマジシャン、アリーボンゴの最期のお話をヒューグが話してくれました。

    フランス滞在中の事故、三年前のことでした。
    パリでのショーの時にロッジで頭を打ってしまったそうです。
    そしてちょっと意識がぼんやりしてしまったので、ねんのため救急で病院へ。彼はすぐによくなって、入院中にはベッドに起きて、看護婦さんたちにマジックをしてみせたりしていたそうです。看護婦さんは、きゃあ、あのひとおもしろい、有名なマジシャンですって!と、大人気。
    そんな様子をヒューグは覚えているそう。
    担当の看護婦さんが休暇をとった一日があり、帰ってくるとどうしたことか彼は意識がよくなく、治療をして回復してきてから、彼の住んでいるロンドンの病院へ送られたそう。
    でも、みんな少し休んで良くなってくれると信じていました。
    ところがロンドンの病院についてからすぐ、病室でベッドからおちてしまったそう。
    そして、だれにも気付かれないまま、看護婦さんもやってこないまま、一日がすぎたとか。
    信じられない、そんなことは不可能、という私に、ロンドンの病院は看護婦さんも少なく、ひどいのだ、という。
    床に一日ほうりだされた彼は、冷えきって風邪をひき、容態が急変。
    そのまま数日以内に帰らぬ人となり、このお話は多くのマジシャンを騒然とさせ、悲しませたそう。

    三年前のことで、ヒューグはいつも口にするのです。アリーはね、と。
    かたり伝えてゆくって、大切なこと。
    そうおもえるこのごろです。
    http://www.youtube.com/watch?v=RbOwMc5paAw&NR=1

    http://en.wikipedia.org/wiki/Ali_Bongo

    日本にも、八十年代にきてテレビに出演しているのが、you tubeにのっています。

    おおくのマジシャンは、80年代に日本へ行って、テレビへでたりショーをしたといいますが、最近はめっきり。日本にとってはもしかしたら「とても80年代的」ですまされてしまうかもしれないショーが、こちらでは、築き上げられたひとつの世界としてリスペクトされています。それをまっている子供たち、大人達が居ます。

    マジシャンは一つの家族、そして一生を通して、会えたときには互いのことだけでなく、去っていった偉大なマジシャンに想いを馳せ、語り合う。ヒューグ プロタ の、マジックではなく、マジックという世界を愛する、守り抜く、人間味溢れるあたたかさを感じます。オットーもそうですが、かわいそうなひとの話をすると、ああ、なんてことだ、、と苦しんでしまう人。
    どんな世界から来た人々がなんと評価しようと、私はヒューグの感性を素晴らしいとおもい、いまでは維持がむずかしいこのご時世も、フェスティバルを仲間同士で維持して成功させている彼の働きを(そう、舞台と進行と、経理と、ホテルの部屋手配、全部やっています。それはもう、フェスティバル中に鼻血をだしてがんばるマジシャンも)マジックという文化を守るたぐいまれな情熱と、感動しています。次回のフェスティバルは25(だったかしら?)周年記念、盛大です。
    アメリカ在住のカリスママジシャン、SHIMADA(本当に素敵な方です、、、)が数年ぶりに伝説の龍を舞うことは、前回のフェスティバルですでに打ち合わせがありました。(日本からのお客様、取材のお問い合わせも大歓迎です atlantediluvian@gmail.com)



                  ☆ ☆ ☆
                     ☆ ☆ ☆

    ブログも、自粛のムードだけではなく、節電もきになりますが、私もほんとうにただなにもかけなったことも、気分も慎みがちで、こんなときにこんなこと、と書かなかったこともおおい数カ月でした。書きはじめると深刻すぎて、書き終えられなかったり。そういうかきかけのまま、という記事がたくさんあります。
    でも、先日、パリに住んでいる方や、普通に自然にかいているいろいろな方のブログを読んでいて、吹き出したり、楽しかったり、共感できたり、やっぱりいいな、、こういう時間も必要、、っておもいました。楽しいものは、ずっと、過去ブログまで読んだり。

    日本ではまたすこしゆれているようですが、どうかすこしでもゆっくり安心できる時間をもって、良い夢をみてぐっすりねむれ、また明日をがんばれますように。
    そう、もう落ち着いてくれますように。
    やっぱり書いてゆこうとおもいなおした、私です。

    下の写真は水の中から。
    引き潮だったので、一キロくらい歩いて、やっと水辺。。。



    岸が遠い、けれど泳ぐにはまだまだ浅い、あとまた500メートルは歩かないとおよげません、遠浅のノルマンディー。そのころには、疲れてまた岸に戻りたくなります。岸があまり遠いのも、不安で恐いものです。すなにおいてきた着替えや靴の場所も、つまりは彼や彼女の姿も、完全に見失います。
    泳ぎたいときは、潮のカレンダーをみて、満潮時にでかけましょう。。。

    この日はドロテーとこどもと、砂の城をつくりました。
    フランスの人は砂の城が上手、芸術的です。自由な感性がすばらしい。。。
    私たちのは、スコップがなかったので、かんばりましょう、のお城でした☆
    そういえばこの街には、砂の城のコンテストの日がありました。今年はいつかしら、、、。
    この夏は、ロバのレースも浜辺であるそうです。
    、、、、、ロバは大好きです。まっすぐはしれるのかしら。。


    お正月の雪。つぶやき。。

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      あまりに寒いので、ちょっとブログでつぶやきたくなりました。。(日本では、鳩山首相もtwitterで呟きをはじめたそうですね)。

      クリスマス頃に緩んだ寒さが、また大晦日前後から寒くなって元旦には雪が降りました。
      写真は2日の駅舎。雪がとけないまま、夕日のなかできれいでした。

      昨日、今日は、午後の気温もマイナス。元旦夜の雪が溶ける気配なし。
      (インターネットでは私のいる街は夕方マイナス3度と表示がしてあったけれど、実際の気温は0度前後)
      夕べはマイナス7度になったとかいう噂をカフェで聞きましたが、私の家の外ではマイナス3度くらい。
      さむいと感じるよりも、外に出るとたいしたことをしていないのに消耗する感じ。なんだか、目が乾きます。。でも、外にあるイスやテーブルに触ると、氷のようにつめたくて、手がかじかみます。。それでもそこに座ってカフェを飲むフランス人って、すごいな。。
      私は明日からお仕事です。朝は何度になるだろう。。ドキドキ。。
      といいながら、気温が2度3度になると、あら、きょうはわりと過ごしやすい、、とおもうくらいに成長(?)しました。

      でも雪がまだまだ道路に一杯だと、滑りやすくてとっても危険。私は雪の上を上手く歩けない。雪にまったく慣れていないので、ほんとうに坂がこわくて皆をびっくりさせるほどゆっくりしか歩けないのでした。
      でも東北などにくらべたら、このくらいの雪は序の口なのだろう。。。汗


      カモメでVin chaud をはじめたので、お仕事帰りに最適♪と嬉しい私。一人アペロ♪
      今日のカフェでも飛び込んできたカリン(近所の人)は、カフェカルヴァを注文。
      そう、カルバドス地方の銘酒のCalvados。こちらでは、Cafe-calvaといって、
      小さなエスプレッソに、コニャックグラスでカルヴァドスを一杯つけて愉しむことも。(よく観ていると、カフェを先に終えてカルヴァを愉しむ人が多いけれど、朝などは特にカルヴァをカフェに混ぜることも。)
      男性がこんな風にしているのを見るのはなかなかシックでいいなとおもいますが、私はやっぱり田舎くさい(アルザスよ、ごめんなさい)vin chaudが嬉しい。ほかほかワインに、スパイスの香りをさせて。。 匂いが強いとエリには嫌がられるので、カモメがはじめてくれると一人で愉しみにこられるので最高のニュース。仕事が終わってから30分後ぐらいにはそろそろにカモメがお店を仕舞いはじめるので、いそいで駆けつけなくちゃ。。冬の楽しみになりそう。


      さて今日は、Carte Sejourの3年目更新で、歩いて5分の市役所へいってきました。
      期限切れの2ヶ月前ごろから受付なのに、一ヶ月前をわずかに切っている。。
      それなのに午後では受け付けず、午前中しかだめといわれたので、また出直しに、、汗。
      それでも今回は3回目で知っている顔ぶれどうしなので、なんと気楽であることか。ちょっとチェックしてもらって、足りない書類をおしえていただいた。
      12月中はとても忙しかったうえに、最後に風邪を引いたので、いろいろなことがおくれおくれになってしまった。

      そのために、元旦は二日から写真やさんへ出かけて証明写真をとってきた。(上の写真はそのときに車から取ったもの)。フランスにも機械の証明写真スタンドがあるけれど、変にあたらしくなって、どこへ行ってもカラー写真ばかり。それで、白黒が欲しいときには写真屋さんへ出かけてとってもらわなければならない。

      その写真屋さん、、、私の顔を見て、、、学生証?ID? といった。。。

      滞在許可証です、とあっさりかわしたけれど。。
      学生って、、、何学生のことだろう、、大学生かなあ、、と後から考えてしまった。
      となりにいる夫はじゃあ誰なのか、、、おとうさん?学生?の彼氏?笑
      とにかく、、、駅で切符を買うにもいちいち、学生?と聞くのは、礼儀なのか。
      、、、無礼なのか。紙一重。
      複雑だわ。。



      文通をはじめたマリーさんのことで、ご質問やメッセージいただいて、ほんとうにありがとうございます!気にかけていただいて、とても励まされています。ブログにもう少し書いておきたいことがあるので、また次回すぐに更新したいとおもいます。

      すこし休んだらあっという間にお仕事開始で、新年のご挨拶状が完全に遅れていて、
      もうしわけありません。。海外にでてから、こんなことばかりになってしまいました。
      お年賀状、とどいてきています、ありがとう!!!!
      お返事まっていてください☆



      つらつらと、独り言を失礼いいたしました。

      近況 

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        引き続き、応援をありがとうございます☆
        なかなかゆっくりお返事を書くことができないのですが、いつもとても嬉しく、お蔭様でこうしてブログを書き続けることができることを幸せに感じています。

        今週は忙しくも充実した一週間でした。
        初めてのことがたくさん。



        月曜日は、以前から顔だけは知っていたソニア先生のクラスがはじまった。
        これは、仕事さきの推薦でいくことになったフランス語のクラスで、一週間に一日だけ。
        (要するに、語学力が足りないのだ、、、!)

        それからずっと仕事をしていて、仲間との楽しいお茶の時間やおしゃべりの時間も含め、あっというまに日々は過ぎていった。
        月曜日のクラスがちょっと残念なことにオーラルな訓練が少なく、紙の上の細かい文法的な勉強が多かったので、親切にしてくださる人事の方のところへいったときに、本当はオーラルのクラスが必要だけれど、それは別のところだし就業の曜日だからいけなくて残念だといってみた。するとその場でそのクラスへ電話してくれ、時間や費用をチェックして直接の上司にメールをしてくれて、すぐにいけるように手配してくださった。とても驚いた。
        上司(といっても同じ年くらいの女性、3人の子の母で、一番下は2歳になっていない。車で片道一時間半かけての通勤!)は今日からはじめるように先生ともう話したからと、時間などのメールをくれた。早い。。。。みんな親切。  
        (誰が費用を払うんだろう?私か。急だな。笑)

        そんなわけで、今日は午後にそのクラスへ行き、一時間半ほどのコースをうけた。アンドレ先生はフランス人だけれどロシアで何年も仕事していたし、奥さんも外国の方なので、とても国際的な感性をもった人だった。英語もすこし、ロシア語もすこしわかるみたいだ。日本語もこんにちはとさよならを知っている。4人で4カ国の顔ぶれ。先生を入れれば5人で5カ国の顔ぶれ(こういう環境は大好きだ)。
        はじめはやっぱりとても基本的な書く訓練をしていたので、まずいなとおもって、それとなく待ち時間に私が事情を説明したことがきっかけで、実はみんながオーラルの訓練をしたくてここへ来ているということがわかった。先生は急遽形をかえて、談話のようなロールプレイをおもしろ可笑しく、笑いながら愉しんできた。

        30分ほど霧雨の中を歩いて仕事へ戻ると、ちょうどミーティングで人があつまっていて、一ヶ月ぶりに重要な位置で働いているシルヴィにあって嬉しかった。シルヴィは長い間スペインにいて、一番楽な言語はスペイン語、その次が英語かフランス語で、私にとても親切。強風と霧雨に凍えている私の顔を見て、さむいでしょう!調子はどう?と肩をたたいて頬に挨拶してくれた。
        みんながどうだった?よかった?と聞いてくれたので、とってもよかったと笑顔でこたえるとほっとしたように喜んでくれた。

        それから、カールが作ってきたケーキでお茶をした。カールは50歳くらいの男性なんだけれど、お菓子作りが得意。今日は、スウェドワーズ(スウェーデンの)12月のノエルの雰囲気漂うお菓子を、大きな鹿の型にいれて焼いてきてくれた。オレンジとサフラン入り。
        この型がとってもとってもかわいかった!!!写真をとる前に、すでに頭も足もなくなっていまっていて写真が撮れずに、残念。

        お昼はだいたい歩いて家に帰っていただくので、今日は、2時に始まる学校へは家から行った。そんなわけで午後はあまり仕事をしなかったのだけれど、そのかわりに本当はお休みの明日は、特別な理由で出勤する。

        雑誌と新聞と、2社が私のインタビューにくるのだそうだ。そのうちの一つが明日の午前中。
        私のしていることを聞かれるので、自分のしていることを説明すればいいとのこと。でも、フランス語なので困った。
        それで、昨日から夕食後は自分の言いたいことをフランス語で書き始め、文法的な修正をしてもらい、単語を確認しながら話す練習、発音の強制を結構時間をかけてしている。汗 
        ちょっと緊張。間違えて変なことをいったら、変なことが記事になってしまうのかな。
        一つは地方紙だけれど、もう一つは西フランスなので、ちゃんと準備しなくちゃ、、、とおもいつつも、疲れがたまって今夜はあきらめの境地。
        まあいいか。なんとか助けてもらえるだろう。か?と。。

        週末は、仏英の翻訳で、アイルランドの友人に助けを請いに行くかもしれない。苦笑
        すでにメールで私の翻訳が送ってある。どれだけなおされることか、、、!
        でも、いい勉強になりそう。ここ2,3ヶ月は、久しぶりに語学と取り組もうとおもう。(何もしていなかったので!)
        たのしみつつがんばろうと、ちょっと充実した気分。
        暖かく、気さくで知性あふれる仲間に囲まれて、不思議なほどに和やかなきもちで街を歩くこのごろ。

        写真は仕事帰り。
        こんなふうに、道路がおわってすぐに始まる砂浜をみると、妙になつかしい気持ちになる。
        えのでん、かまくら高校前、、、?のような。














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